株価ピーク高値ボトム安値テクニカル分析

コンセプト

波動

株価は一直線に上がり続けることはなく、波のように上昇と下降を繰り返しています。

この波動を山と谷に例えると、下降した谷の安値で株を買い、上昇した山の高値で売ることができれば理想のトレードです。

このような波乗りトレードは、投資期間を短くできるだけでなく、長期トレードより優れた結果を残す場合もあります。

また、信用取引を使ってカラ売りができれば、株価の下降(暴落)時でも利益を得ることができます。

当サイトでは、株価の波動がわかりやすいように、山(高値)と谷(安値)をライン表示するピークボトムチャートを公開しています。(一日の値動きに「高値」「安値」を使うことが多いので、区別するため、波動の山頂を「ピーク」谷底を「ボトム」と表記)

トレードを行う際に最も重要なのは、現在の状況が波動の山なのか谷なのか認識することです。当然、株を買うなら谷底を抜けた時が有利でしょう。逆に、山の頂上を過ぎてすぐ株を買うのはお勧めできません。(カラ売りを検討すべきです)


タイミング

株を買うエントリータイミングは投資法により様々です。

日本では、直近ボトムから上昇し始めた(A)で買い、直近ピーク手前の(B)で手じまい売りするレンジ手法が多く、欧米では、直近ピークを越えた(C)で買うブレークアウト手法が多いようです。


ダウ理論

トレンドを判断する方法としてチャールズ・ダウの提唱したダウ理論が有名です。見方は非常にシンプルで、上昇トレンドは、直近ピークが前回ピークより高く、直近ボトムが前回ボトムより高い。つまり、ピークもボトムも切り上げているチャートが上昇トレンドです。

反対に、下降トレンドは、直近ピークが前回ピークより安く、直近ボトムが前回ボトムより安い。つまり、ピークもボトムも切り下げているチャートが下降トレンドです。

当サイトは、独自にピークとボトムをデータベース化しています。これにより、上昇トレンドや下降トレンドの銘柄を検索できるようになりました。また、ピークとボトムに対する現在値の乖離率ランキングも利用できます。


トレンドフォロー

多くの投資法が「株を買うのは上昇トレンドの時だけ」を基本としています。これがトレンドフォローです。単純にピークとボトムを切り上げているチャートは簡単です。しかし、下降トレンドから上昇トレンドへ転換する時は、タイミングが遅れないように注意しましょう。

上のチャートは、ピークもボトムも切り下げる標準的な下降トレンドでした。ところが、直近ボトム(A)が前回ボトムを切り上げたので、現在値が直近ピーク(B)を上回ったら上昇トレンドへ転換するはずです。当サイトでは、このようなピーク切り下げ、ボトム切り上げの銘柄を検索することができます。

こちらのチャートは、先に直近ピーク(C)が前回ピークを切り上げました。その後、直近ボトム(D)が前回ボトムを切り上げれば上昇トレンドが完成します。

ところが、これではタイミングが遅すぎると考えて、現在値が直近ピーク(E)を超えた時に買ってしまう投資法もあるようです。下降トレンドが崩れただけで、上昇トレンドにはなっていないため、かなり先走りすぎにも思えます。しかし、強いトレンドが発生した場合に、大きな利益を取り逃さない投資法なのかもしれません。

当サイトでは、ピークもボトムも切り下げる下降トレンドで、現在値が直近ピークを超えた銘柄も検索することができます。

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